ベットとパートナーは相性が大事

はじめてベッドを使ったのは、社会人になって会社の寮に入った時でした。
寮は、生活するのに必要な備品が揃っている個室でした。
広くはありませんでしたが、実家を出た開放感とこれから社会人として生活する毎日を想像して、ワクワクしたものです。
部屋にはベッドもありました。
実家では布団を使っていたので、ベッドは新しい生活の象徴のようでもあり、なんだか急に一人前になったようなうれしさを感じたものです。
部屋では、ベッドの上で過ごすことが多くなりました。
あまり広くない部屋でしたし、ベッドの上でゴロゴロしながらテレビを見るのが、会社から帰ってきてからの日課になりました。
この上に寝転んで体を伸ばすとなんとも言えない開放感があって、ホッとするのです。
そんなこともあり、ベッドは僕にとってリラックスするなくてはならない場所になりました。

寮を出て、自分で部屋をかりてからも、ベッドは大切なアイテムであり大切な場所でした。
寮で使っていたものよりも、少し上等なシングルサイズのベッドを買ったのは、それが自分の成長の証だと思えたからです。
新入社員の時と比べてこれだけ成長できた、それを実感したくて購入したベッドは、組み立て式の落ち着いたデザインでした。
一度、廃品回収のスペースでベッドを見かけて、とても悲しい気分になったことを覚えています。
雨が降っているなか、ベッドはむき出しで、無造作に投げ出されていました。
自分の大切なものが捨てられているように思えて、無性に悲しかったのです。
結婚して家を立ててた今も、独身時代に使っていた自分のベッドを分解してとってあるのは、この時に経験があったからだと思います。
この古いベッドは、いずれ生まれてくる子どもが使うことになるでしょう。

僕たちが今使っているのは、ダブルサイズのベッドです。
ここは、2人でリラックスする大切な場所です。
「人間は、人生の半分を寝てすごす」と聞いたことがあります。
ならばと、奮発して大きめのものを買ったのです。
些細なことで言い合いをした時でも、寝ている間も喧嘩を続けることはできません。
もともとは他人同士の2人ですから、行き違いや考え方の違いはしかたありません。
その溝を埋めてくれるのも、同じ場所で眠るベッドの効用でしょうか。
こうして考えてみると、ベッドはある意味で、生涯の伴侶といえる存在なのかもしれません。
毎日毎日そこに帰っていく場所。
安らげる場所。
再生する場所。
大切な場所…
ところで、ベッド選びはくれぐれも慎重に。
相性が大切なポイントということは、生涯のパートナーを選ぶことと似ているかもしれません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*